ウニは漁獲しやすい種であるため、資源の減少率が1漁期に70〜90%に達することがある。このため、漁獲サイズの規制・操業時期などの規制・漁場の規制・漁獲量の管理・密漁の防止などの漁業規制の他、人工種苗生産と放流・移殖・漁場造成・害敵駆除・汚染防止などの手法をとらなければならない。
北海道のウニ禁漁期と殻径による採捕規制は下記表の通りである。
―禁漁期―
| キタムラサキウニ(のな) |
| 7/15〜9/30 |
十勝・釧路及び根室支庁管内沖合海域 |
| 10/1〜10/31 |
宗谷支庁管内沖合海域 |
| 9/15〜10/31 |
その他の支庁管内沖合海域 |
| エゾバフンウニ(がぜ) |
| 7/1〜9/30 |
十勝・釧路及び根室支庁管内沖合海域 |
| 9/1〜10/31 |
その他の支庁管内沖合海域 |
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―殻径制限―
| キタムラサキウニ(のな) |
殻径5cm未 |
| エゾバフンウニ(がぜ) |
殻径4cm未満 |
※この他、各漁業協同組合などで、自主的に規制を設けるなどしている。
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ウニ資源の総体的な減少が続く中でまず迫られているのが個体数の増殖を図ることである。
現在は、人口種苗放流や移植が行われている。
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(1)人工種苗の生産と放流
近年、エゾバフンウニは、全道各地で約6千万粒前後の種苗が生産・放流されています。
釧路市内でも釧路市東部漁協により人工種苗生産施設が昭和63年に建設され、平成13年まで毎年63万粒規模の生産体制で安定した種苗生産・放流を継続してきましたが、全道各地にウニの種苗生産施設が次々と建設されはじめ、平成6年には釧路管内にも厚岸町に大規模(500万粒体制)な広域型種苗生産施設が建設されたことから、現在では、ここからの配布種苗や購入種苗の放流のみに転換しています。
●人工種苗生産
| ○種苗技術 |
採卵から全て人工的に育成する。複雑で専門的な技術を要する。 |
| ○採苗施設 |
揚水、浮遊幼生の育成、餌料培養、沈着稚仔の育成など多くの施設を要する。 |
| ○作業 |
常時数人の技術者と人夫を要する。 |
| ○採苗数の安定性 |
一定の水準で安定した技術が開発されつつある。 |
| ○種苗の健苗性 |
自然淘汰されていない。遺伝的多様性が小さい。 |
| ○地域性 |
全道で可能。(ただし流氷地帯では越冬技術を開発しなければならない。) |
(2)移殖
移殖には二通りあります。
- 他の海域で採取された天然種苗を輸送してきて放流し、資源の増大を図ります。
- ウニの餌となる海藻類が少ない、深いところに流れていってしまったウニを餌の豊富な浅場に移殖して、たくさん餌を食べさせて、身入りを良くしてから漁獲する深浅(しんせん)移殖。
毎年30万粒ほど、この方法で移殖しています。
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