様々な漁法(1)
| 遠洋底びき網漁業 |
| 魚種 |
スケトウダラ・カレイ類・メヌケ・マダラ・他 |
| 漁場 |
ロシア海域 |
| 漁法 |
トロール漁法 |
| 漁期 |
周年 |
| 内容 |
遠洋底びき網漁業(北転船)には、米国水域、ロシア水域、ベーリング公海水域がありましたが、昭和52年に、米・ソが200海里水域を設定後、対日漁獲割当の減少や操業区域の縮小などにより、わが国北洋底魚漁業は、伝統的漁場からの撤退、減船等を余儀なくされました。昭和63年には、米国水域における割り当てがなくなり、また平成5年から2年間は、公海での操業も禁止されるなど厳しい規制が導入されています。ロシア海域での操業は、平成3年より民間ベースで復活し、現在、遠洋底びき網漁業(北転船)での重要な漁獲枠となっています。 |
| 漁船 |
279t |
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| 漁船 |
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(1)レーダー マスト RADAR MAST
(2)操舵室 WHEEL HOUSE
(3)1番ハッチ N0.1 HATCH
(4)揚錨機 WINDLAS
(5)倉庫 STORE
(6)漁具室 FISHING GEAR STORE
(7)船首タンク FORE PEAK TANK
(8)作業場 WARKING SPACE
(9)食料庫 PROBISION STORE
(10)第1魚倉 No.1 FISH HOL
(11)急冷室 QUICK FREEZING ROOM
(12)第2魚倉 No.2 FISH HOLD
(13)油圧ポンプ室 HYDROULIC PUMP ROOM
(14)燃料用二重底 FUEL OIL TANK |
(15)第3魚倉 No.3 FISH HOLD
(16)工場 FACTORY ROOM
(17)機関室 ENGINE ROOM
(18)清水タンク FRESH WATER TANK
(19)可変ピッチ プロペラ CONTROLLABLE PITCH PROPELLER
(20)燃料タンク FUEL OIL TANK
(21)倉庫 STORE
(22)スリップ ウェー SLIP WAY
(23)ギャロース GANTRY
(24)煙突 FUNNEL
(25)フィッシュ ハッチ HYDROUKIC FLAP HATCH
(26)トロール ウィンチ TRAWL WINCH
(27)ウィンチ操作室 TRAWL WINCH CONTROL ROOM |
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| 漁法図 |
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スケトウダラなどは海の中程から海底近くに生息します。 魚群探知器で魚の群れを発見すると、袋のような網を海に沈め、船でこれをひき、魚を網にとりこみます。 |
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| 沖合底びき網漁業 |
| 魚種 |
スケトウダラ・マダラ・ホッケ・カレイ類・キチジ・他 |
| 漁場 |
道東沖合・南千島沖合 |
| 漁法 |
トロール漁法・かけまわし漁法 |
| 漁期 |
通年(前浜は6〜8月は休漁) |
| 内容 |
沖合底びき網漁業は、昭和52年の200海里水域の設定により、外国諸海域での操業隻数、区域、漁獲量の制限をうけるようになりました。現在、釧路では16隻の沖合底びき船が操業しており、底魚を中心に、年間10万トン前後の水揚げがあります。 |
| 漁船 |
125t 乗組員 12〜13人 |
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| 漁法図 |
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スケトウダラなどは海の中程から海底近くに生息します。
魚群探知器で魚の群れを発見すると、袋のような網を海に沈め、船でこれをひき、魚を網にとりこみます。 |
漁場図(ロシア水域) |
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漁場図(釧路海域) |
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| さんま棒受網漁法 |
| 魚種 |
サンマ |
| 漁場 |
8月に北方四島沖合に短期形成された魚群は、順次道東、三陸及び常盤海域へと南下し、12月に房総沖で終了する。 |
| 漁法 |
棒受網漁法 |
| 漁期 |
7月末〜1月末 |
| 内容 |
さんま棒受網漁法は、網規模が小型で経費が安くすみ、漁期が短いので船型にこだわらず流し網、一本釣り、延縄、底引き網などとの兼業ができ、また、さんまは走光性がとくに強いので、集魚灯利用による高能率の漁業であることなどから、戦後急速に普及しました。 |
| 漁船 |
10t未満・40tクラス |
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サンマ漁場図 |
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サンマ漁船 |
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漁法図 |
サンマは、明るい所に集まる習性を持っています。夜、集魚灯の強力な光を海に照すと、船の囲りにサンマが集まってきます。 棒にとりつけた1枚の編みですくいとる様に、魚をあげます。 |
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| イカ釣り漁業 |
| 魚種 |
スルメイカ・ムラサキイカ・その他 |
| 漁場 |
太平洋海域では、恵山岬、苫小牧沖合、襟裳岬に至る西部海域、十勝沖合から花咲沖合に至る道東海域で主要漁場が形成される。 |
| 漁法 |
釣り漁法 |
| 漁期 |
7〜10月 |
| 内容 |
イカ釣り漁業は、主にわが国沿岸において、他の漁業種類との兼業で、季節的に操業する小型イカ釣りと、日本海、太平洋水域を5月から翌2月にかけて長期的に稼働する専業中型イカ釣りと、主にニュージーランド水域、南西太平洋水域等で操業する大型イカ釣りと、多様な規模、形態がありましたが、現在では、中型・大型とも日本太平洋沖合での操業のみとなっています。釧路沿岸では、平成2年から再び豊漁となり7〜10月ころまで、多い日では、100隻以上の小型船が水揚げします。 |
| 漁船 |
小型船 (地元)7〜8t・10t未満 (外来)19tを中心とした20t未満船 乗組員 2〜3人 中型船 40t 乗組員 5〜 7人 大型船 130t 乗組員 10〜15人 |
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イカの回遊経路 |
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釣り漁法図 |
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光(集魚灯)に集まるイカの習性を利用し、疑餌針を使い釣り上げます。自動イカ釣機の普及によって、以前は手仕事だった釣り上げも、機会がするようになりました。 |
イカ釣り漁船 |
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(1)方探 DIRECTION FINDER
(2)レーダー RADAR
(3)3kW探照灯 3KW SEARCH LIGHT
(4)操舵室 WHEEL HOUSE
(5)いかシュータ FISH CHUTE
(6)3〜5kW探照灯 3〜5kW FISH LAMP
(7)400Wアイ ランプ 400W LIGHT
(8)揚錨機 WINDLASS
(9)船頭倉庫 STORE
(10)食糧倉庫 PROVISION STORE
(11)燃料タンク FUEL OIL TANK
(12)第1魚倉 No.1 FISH HOLD |
(13)自動いか釣り機 AUTOMATIC FISHING MACHINE
(14)第2,3魚倉 No.2 No.3 FISH HOLD
(15)燃料用二重底 FUEL OIL TANK
(16)急冷室 QUICK FREEZING ROOM
(17)機関室 ENGINE ROOM
(18)燃料タンク FUEL OIL TANK
(19)船尾居住区 AFTER CREW SPACE
(20)賄室、食堂 GALLEY & MESS ROOM
(21)清水タンク FRESH WATER TANK
(22)舵機室 STEERING ENGING ROOM
(23)スパンカ SPANKER
(24)400Wアイ ランプ 400W LIGHT |
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漁場図 |
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| サケ・マス漁業 |
| 魚種 |
シロザケ・ベニザケ・ギンザケ・カラフトマス、他 |
| 漁場 |
北緯 度以上の日本200海里内及びロシア200海里内(合弁事業) |
| 漁法 |
流し網漁法 |
| 漁期 |
5〜7月 |
| 内容 |
サケ・マス漁業には、中型サケ・マス流網漁業と小型サケ・マス漁業とがあります。小型サケ・マス漁業には、太平洋の日本200海里内を操業する以西船と太平洋の東経154度以東を操業する以東船がありました。中型サケ・マス流網漁業については、旧母船式漁業から転換した基地式の中型サケ・マス流し網漁業と、従来の太平洋中型サケ・マス流網漁業とがありました。これら北洋サケマス漁業は、日ソ漁業協力協定等により決定された漁獲量、操業期間、操業海域等に基づいて操業されていましたが、サケの母川国主義や海産哺乳動物の混獲などから、平成4年からは北洋サケマス公海沖捕りが禁止され、日本200海里内の限られた海域で操業しています。また、釧路では、日ロサケマス合弁の水揚げが平成3年から始まっています。なお、沿岸ではサケ定置網漁業があります。 |
| 漁船 |
小型 10t未満(乗組員7人) 19t(乗組員9人) 中型 60〜70tが主体(乗組員16人) |
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| サケ・マス流し網漁船 |
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(1)レーダ マスト RADAR MAST
(2)操舵室 WHEEL HOUSE
(3)探照灯 SEARCH LIGHT
(4)コンベア CONVEYOR
(5)浮子(アバ)揚げ用巻揚げ機 NET CARRIER (FLOAT LINE)
(6)浮子用ネット ホーラ NET HAULER (LEAD LINE)
(7)揚錨機 WINDLASS
(8)倉庫 STORE
(9)食糧庫 PROVISION STORE
(10)船頭燃料タンク FORE PEAK TANK
(11)第1魚倉 No.1 FHISH HOLD
(12)まぐろ用ライン ホーラ(さけ・ます時取りはずし)TUNA LINE HAULER
(13)第2魚倉 No.2 FHISH HOLD |
(14)まぐろ用舷門 GANG WAY
(15)舷側張出し WORKING PLATFORM
(16)急冷室 QUICK FREEZING ROOM
(17)燃料用二重底 FUEL OIL TANK
(18)機関室 ENGINE ROOM
(19)救命筏 LIFE RAFT
(20)賄室、食堂 GALLEY & MESS ROOM
(21)船尾居住区 AFTER CREW SPACE
(22)燃料タンク FUEL OIL TANK
(23)投網用ローラ CAGE ROLLER
(24)漁具置場 NET SPACE
(25)浮子用網捌き機 NET CARRIER
(26)浮子用網捌き機 NET CARRIER
(27)送網管 NET CARRING PIPE |
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漁法図 |
 |
広い海を泳ぎ回るサケ・マスは、夜は海面近くにいます。
海の表面にカーテンの様な網を張ると、魚がこれに突き刺さります。
夕方、網を入れ。朝方、網をとりこみます。潮の流れにまかせ網を流すため、流し網と呼ばれます。 |
北洋漁業における漁獲割当量の推移(200海里規制実施以降) |
|
(単位:千t)
|
区分
年
|
サケマス交渉 |
日ロ漁業交渉 |
日米漁業交渉 |
備考 |
公海・日本 200海里内 |
ロシア 海域 (民間交渉) |
ロシア海域 I〜V区 |
うち 有償枠分 |
ベーリング アリューシャン海域 |
| S52(1977) |
62.0 |
|
455 |
|
1,048 |
200海里実施 |
| S53(1978) |
42.5 |
|
850 |
|
1,111 |
|
| S54(1979) |
42.5 |
|
750 |
|
1,045 |
|
| S55(1980) |
42.5 |
|
750 |
|
1,210 |
|
| S56(1981) |
42.5 |
|
750 |
|
1,178 |
|
| S57(1982) |
42.5 |
|
750 |
|
1,156 |
|
| S58(1983) |
42.5 |
|
750 |
|
1,020 |
|
| S59(1984) |
40.0 |
|
700 |
|
1,010 |
|
| S60(1985) |
37.6 |
|
600 |
|
865 |
|
| S61(1986) |
24.5 |
|
150 |
|
458 |
|
| S62(1987) |
24.5 |
|
300 |
100 |
104 |
|
| S63(1988) |
17.7 |
|
310 |
100 |
― |
|
| H1(1989) |
15.0 |
5.0 |
310 |
100 |
― |
|
| H2(1990) |
11.0 |
7.0 |
217 |
35 |
― |
|
| H3(1991) |
9.0 |
8.0 |
217 |
35 |
― |
|
| H4(1992) |
2.8 |
22.0 |
202 |
30 |
― |
サケマス公海禁止 |
| H5(1993) |
4.8 |
22.0 |
180 |
18 |
― |
ベーリング停止 |
| H6(1994) |
4.8 |
19.2 |
118 |
18 |
― |
|
| H7(1995) |
5.1 |
28.6 |
118 |
18 |
― |
|
| H8(1996) |
5.1 |
22.0 |
109 |
9 |
― |
|
| H9(1997) |
5.1 |
26.0 |
109 |
9 |
― |
|
| H10(1998) |
5.1 |
17.0 |
106 |
11 |
― |
|
| H11(1999) |
5.3 |
17.0 |
83.6 |
9.6 |
― |
|
| H12(2000) |
5.9 |
16.1 |
81.3 |
9.3 |
― |
|
| H13(2001) |
5.1 |
11.2 |
59.7 |
8.0 |
― |
|
| H14(2002) |
4.1 |
9.8 |
59.5 |
6.5 |
― |
|
| H15(2003) |
3.7 |
5.8 |
60.1 |
6.5 |
― |
|
|
漁場図(中型船) |
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| シシャモ桁網漁業 |
| 魚種 |
シシャモ・他 |
| 漁場 |
水深30m以内の沿岸(河口および河川は禁漁区) |
| 漁法 |
桁網漁法 |
| 漁期 |
10月中旬から11月下旬 |
| 内容 |
シシャモは、10月中旬から11月下旬の産卵期に群れをなして特定の河川に遡上する。釧路支庁管内では、茶路川・庶路川・阿寒川・釧路川に限られている。一ヶ月くらいの短期間に、10t未満船が主流になって操業している。 |
| 漁船 |
原則として5t未満船(特別規則により10t未満船が主流となっている) 乗組員 3人以上 |
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漁法図 |
水深200m以深の海域で、木または鉄などの枠で網口を固定させた袋網を1本の引網で引く漁法です。 |
北海道における漁場図 |
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釧路における漁場図 |
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