主な質問
Q1.北海道の中でなぜ釧路市は水揚げ量が多いのですか?
Q2.1日の水揚げでどれくらいの魚がとれるのですか?
Q3.冬の漁で大変なことは何ですか?
Q4.釧路市ではどれくらいの人が漁業を営んでいますか?
Q5.魚をとるときに困ることは何ですか?
Q6.船は何時ころ出港しますか?
Q7.漁船には何人乗りますか?
Q8.魚によって取れる場所は違うのですか?
Q9.海中の魚はどのようにして見つけるのですか?
Q10.釧路市では漁船は何隻ぐらいあるんですか?
Q11.釧路の水揚げが最近減ってきているのはなぜですか?
Q12.外国との関係はどうなっていますか?
Q13.釧路で一番多くとれる魚は何ですか?
Q1.北海道の中でなぜ釧路市は水揚げ量が多いのですか?
A.釧路の沖合は、寒流と暖流が混じり合い、魚の餌となるたくさんのプランクトンが発生します。その餌を食べにくる魚や、そこに集まった魚を食べにくる魚などが集まります。
また、とった魚は港に水揚げされますが、釧路港は大量の魚を扱うための大きな市場、加工施設、冷凍冷蔵倉庫などが整った大規模な港であるからです。
▲このページの先頭へ
Q2.1日の水揚げでどれくらいの魚がとれるのですか?
A.とれる魚の種類によって違いがありますが、スケトウダラの場合、平均500トン位、多い日で1,500トンを超えることもあります。
サンマは、平均200トン位、多い日で600トン、イカは、平均50トン、多い日で100トン。
全体で1日平均850トン、多い日で1,800トン位です。
昔、マイワシがたくさんとれていた頃は、1日に2万トンも水揚げされたことがありました。
▲このページの先頭へ
Q3.冬の漁で大変なことは何ですか?
A.冬場は気温がマイナス20度をこえる日もあり、想像を絶する寒さの中で漁をします。
船の上は海水のしぶきなどで凍ってつるつるになりとても危険です。
遠く北洋海域に漁に行く北転船などは、しぶきが船体に凍り付いて何十トンという重みになります。
その重みで船がバランスを崩して転覆してしまわないよう、乗組員は数時間おきに氷割りをします。
また、引き揚げた網やロープがすぐに凍ってしまうなど、船の上ではすばやい作業が求められます。
特に寒さが厳しい日は、気温と海水温の差が大きくなり、海から湯気があがり、濃い霧のようになって何も見えなくなります。
「けあらし」とよばれ、出漁を見合わせることもあります。
▲このページの先頭へ
Q4.釧路市ではどれくらいの人が漁業を営んでいますか?
A.釧路市には、478戸くらいの漁業経営体があります。
これら漁業の経営者を含め、乗組員や水揚の手伝いなど漁業を仕事としている人は市内で1,195人ほどいます。
▲このページの先頭へ
Q5.魚をとるときに困ることは何ですか?
A.
・海が荒れて船を出せない日があること。
・魚がだんだん少なくなってきたこと。
・船がゆれる上に、足元が滑りやすいので、危険な仕事であること。
・船の燃料が高くなってきたこと。
・後継者(あとつぎ)が減ってきたこと。
▲このページの先頭へ
Q6.船は何時ころ出港しますか?
A. これはとる魚や漁業の種類、または漁場までの距離によって変わりますが、代表的な例をあげると、近くの海で日帰りをする場合、朝の暗いうちに出港し、漁場に着く頃に日が昇ります。そこで、前日仕掛けておいた網をあげ、また網を仕掛けたり、カゴから魚を出し、元通り仕掛け直したりして、港に戻ります。
また、サンマなど光で集めてとる魚の場合は、昼に出港し、夕方頃漁場につきます。
操業は夜を徹して行われ、早朝や午前のセリに間に合うように港に戻ります。
▲このページの先頭へ
Q7.漁船には何人乗りますか?
A. 漁船の乗組員は、漁業の種類や漁船の大きさによって違いますが一般的な例をあげると、
0〜5トンくらいの船で、コンブ・刺し網・カゴ漁業などで1〜3人、
5〜13トンくらいの、刺し網・カゴ・小型底曳(シシャモ・ホッキ・エビ)・サンマ棒受け・イカ釣りなどで2〜4人、
19トンくらいの小型サケマス流し網で7〜8人、
100〜160トンくらいの中型サケマス流し網で16人くらい、
120トンくらいの沖合底曳網漁船で14人〜16人、
遠洋底曳網漁船の北転船279トンで21〜22人、
北方・南方・転換トロール379トンで30〜35人などです。
▲このページの先頭へ
Q8.魚によってとれる場所は違うのですか?
A.違います。
魚の習性によって、また季節や産卵などの理由によって違います。沿岸に多く集まったり、沖合・遠洋に移動するものもあります。ここでは、漁業別に説明します。
| 沿岸 |
刺し網(カレイ・マダラ・スケトウダラ・ハタハタ・コマイ・メヌケ・キチジ・アイナメ) シシャモ桁曳網(シシャモ) エビ桁曳網(ボタンエビ・トヤマエビ・キチジ・カレイ・マダラ・スケトウダラ) ホッキ桁曳網(ホッキ貝) カニカゴ(毛ガニ・花咲ガニ) ツブカゴ(マツブ・トウダイツブ・砂ツブ) アイナメカゴ(アイナメ) 定置網(サケ・マス)、 採藻(ナガコンブ)
|
| 沖合 |
沖合底曳網(スケトウダラ・マダラ・カレイ・ハタハタ・コマイ・メヌケ・キチジ) サンマ棒受け網・サンマ流網(サンマ) イカ釣り(イカ) まき網(カタクチイワシ、マサバ)
|
| 遠洋 |
遠洋底曳網 北洋(スケトウダラ・マダラ・カレイ・メヌケ・赤魚) サケマス流網(サケ・ベニザケ・カラフトマス)
|
▲このページの先頭へ
Q9.海中の魚はどのようにして見つけるのですか?
A.長年の経験から、おおよそ魚の集まる位置が分かります。
そこからさらに位置を絞り込むため、魚群探知機(魚の群れをレーダーで感知する機械)を使います。
また、回遊魚(海流にのり、群れをなして移動する魚)の場合、海水温や潮の流れなどの状況を知ることが必要なため、漁業情報サービスセンターや人工衛星から送られるデータなどを参考にしています。
▲このページの先頭へ
Q10.釧路市では漁船は何隻ぐらいあるんですか?
A.500隻くらいです。
そのうち10トン未満の主に沿岸で操業する船が430隻ほど(5トン未満のコンブ漁船270隻)、10トンから100トン未満の主に沖合で操業する船が40隻ほど、100トン以上の沖合から遠洋で操業する船が30隻ほどです。
▲このページの先頭へ
Q11.釧路の水揚げが最近減ってきているのはなぜですか?
A.三つほどの理由が合わさっています。
ひとつは、それまで大量にとれていたマイワシがとれなくなったためです。
マイワシは最も多い昭和62年で約86万トンもとれていましたが、平成3年には約48万トン、平成7年には5トン、平成8年には全くとれなくなりました。
原因は、多くとりすぎたため、または、気象変化などでマイワシが生きられなくなってしまったなど、いろいろな説がありますが、はっきりとは分かっていません。
ふたつめは、公海や外国の海で自由に魚がとれなくなってきたことです。
200海里制度に始まる国際的な漁業の規制や、公海でもその近くの国の資源に影響が出る場合や、海鳥や海産哺乳類に影響を与える漁法では操業できません。
三つめは、沿岸・沖合の資源が減少してきたことです。
このことから、とるだけの漁業ではなく、増養殖などつくり育てる漁業を行っているほか、さかなをとりすぎないよう制限を設けるなどして、資源管理に取り組んでいます。
▲このページの先頭へ
Q12.外国との関係はどうなっていますか?
A.釧路の場合、外国では一番近いロシアがあげられます。遠洋底曳網漁業やサケマス流網漁業では、毎年、魚をとる場所や、どれくらいとるのかという問題を話し合いで決めています。
これは、200海里規制という国同士の約束ごとがあるからです。
つまり陸地から200海里(約370km)までの海域では、外国の船は勝手に魚をとってはいけないということになります。
日本もロシアもこの決まりを設定しています。
▲このページの先頭へ
Q13.釧路で一番多くとれる魚は何ですか?
A.スケトウダラが一番多くとれます。平成17年実績では53.813トンとれました。これは全体の約47%になります。ちなみに第2位はサンマで28.525トンです。
▲このページの先頭へ